打つ手は無限?  コロナ対策


新型コロナウイルス感染症が止まりません。
 今後の会社の救命策を考えてみましょう。

1、向こう3月の資金収支をつかむ
 実際の収支予定で不足なら以下の手を打つ。2


2、金融機関に新規融資と借入元金停止検討依頼
 取引銀行には上記の検討の他、政府系の新規融資が多く準備されています。
金利や借入保証料補助の融資もあります。
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 生命保険会社もコロナ対策として、無利息の契約者貸し付けをしています。
ただし、解約返戻金の90%程度が限度です。(注1)
 不明の方はご質問ください

3、役員報酬を下げる
 赤字が予想されるなら役員報酬を下げることによって所得税、社会保険料が安くなります。
例えば役員報酬1000万円を300万円にすれば、会社負担分も含めると250万円資金が浮きます。(注2)

4、支払いサイトの延期
 買掛金や未払金支払いを10日伸ばせば、月払いの資金の30%近くの資金を確保できます。

5、不要な資産の売却
 今後特に不動産価格の下落が見込まれます。

6、助成金等の手続
 雇用調整助成金等他にもあります。

7、確定申告や、税金等支払いの猶予
 これから税金の納期限であっても、関係者がコロナ関係で出社できない等の場合支払猶予できます。
 2月以降収入が大幅減少してれば、法人税、消費税、社会保険料等1年猶予。
法人税の繰戻還付制度もある。

8、リーモートオフス等の準備をする
 事前に準備すれば安価で比較的簡単にシステムを設定できます。

9、給与カットは厳禁
 リストラは最終策です。
 しかし、新型コロナウイルス感染症および経済の停滞は1年以上に及ぶことが予想されるので廃業も含めた検討が必要です。




       常に情報収集してコロナを乗り越えましょう。
     

                    とおやま ひでゆき



(注1)契約者貸付金利0%、保険料支払い猶予例
 https://www.daido-life.co.jp/company/important/2020/20200313.html

(注2)役員報酬引き下げの取締役会決議等が必要です。 

(注3)新型コロナウイルス感染症対策の基本方針 (政府)
 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf

(注4)経済産業省
 https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html

(注5)厚生労働省のQA
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

(注6)NHK、私たちはどう行動する
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/protection/?tab=2


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